私は2人の年子の娘の母親です。子育てって本当に悩みが多く特に初めての子は手探り状態で大変ですよね。私はとにかく心と体が健康であればそれでいいと思い育てました。
しかし、長女が1歳9か月の時に、吃音の症状が始まりました。原因は次女が生まれて私が次女の世話に追われてしまい、まだ1歳半の長女の話を聞いてあげれず、寂しい思いをさせてしまったからです。
その時にとった私が悩んだ末に決断したことは「長女と少し距離をとる」ことでした。
今娘たちは21歳、20歳と大人になりました。心と体は健康に育ってくれ成人となったのでまずは一安心です。
吃音の症状が始まった時の環境
二女が生まれたときに長女は1歳6か月でした
なるべく長女を優先で抱っこしたり、目を向けていこうと考えて自分ではそうしていたつもりでしたが
長女に異変が徐々におきてきました。
お話しするときに言葉がつっかえる感じでおかしいなと思いましたが、おしゃべりをできるようになったばかりだからかな?と思い
最初はそんなに気にしなかったのですが日に日にひどくなってきました。
何でだろう?と思いながらも、子育てに追われながら話はじめの「つっかえつっかえ」話している長女にイライラしてしまい適当な返事をしていたと思います。
【吃音】原因
そのうち段々ひどくなりやっぱりおかしいと思いかかりつけの小児科の先生に話をしたところ先生の
回答は環境要因による吃音
上の子は生まれたときは100%お母さんが目を向けていたが下の子が生まれると50%になります。
だから寂しいんです。
下の子は生まれたときから50%なのでそれが当たり前なので割と大丈夫なんですよ。
長女ちゃんの話をよく聞いてあげてください。
自然に良くなると思いますよ。
泣きました・・・
二女がまだ3ヶ月、長女が1歳9か月位で私もいっぱいいっぱいでまだ小さい長女が赤ちゃんなのに
大きく感じてしまいどこかで長女に対してこのくらいは大丈夫だろうと接していたのかもしれません。
自分なりには長女が寂しくないように二人が同時に泣いたときや、夜寝かしつけるときは長女を優先し
て抱っこしたり、接しているつもりが子供は本当に色々なことを敏感に感じ取り寂しかったのだと思いました。
先生に言われたようにとにかくお話しできるようなったばかりの長女のお話をよく聞こうと反省し、
話し始めたらなるべく目線を長女に合わせ聞くようにしていました。
そのうちにつっかえることが減ってきてスムーズに言葉がでるようになり安心しました。
しかし、しばらくするとまた、つっかえるようになり良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
何で?何で?何で?
こんなに頑張っているのに・・・
長女のことこんなに大事にに思っているのに・・・
だんだんと辛くなってしまいました。
少し離れる時間を作る選択
このままだと長女も私も苦しくなる一方だと感じるようになりました。
頑張っているつもりの自分と下の子に接する姿を見ていると寂しくなってしまう長女
言葉をつっかえながらも一生懸命話す長女に相づちをうちながらも私のイライラする気持ちが
長女は感じ取ってしまうのだと・・・
どうしたらいいの・・・
考えて、考えて少し離れる時間を作ろうと保育園に預けることを決心しました。
長女がこのときまだ2歳でした。
入園を決心してからも随分と自分を責めていました
私たちの子育て時代はまだ、母乳で育てようとか、三つ子の魂100までだから3歳までは母親が
一緒にいてあげないとなど、大切なことかもしれませんがそういう風潮もまだまだ残っていました。
しかし私はストレスを感じながら、辛くなってまでもいいと言われていることを守る必要はないと考えていました。
なぜかというと私の姉が母乳が出なくて里帰りの時に母が母乳がでやすくなるとスープを
作ったり、母乳が出ないことに対して何気ない言葉に姉はプレッシャーを感じ、とても辛そうな
姿を見ていたからです。子育ての本にも母乳の素晴らしさが書いてあり姉は自分を責めているようでした。
その時に何でそんなに母乳にこだわらなければいけないのか?そのストレスは赤ちゃんにとっても
初めての子育てのママにも辛く苦しいものになってしまうのではないか?と感じていたからです。
特にはじめての子育てはわからないことだらけで、睡眠時間も少なくなり本当に大変です。
初めての保育園
初めて長女と離れる時間・・・
可哀想・・・
大丈夫かな?・・・
お友達と遊べるようになるかな?
不安ばかりでした。
保育園に連れていきどきどきしながら先生に預けて長女が靴を脱ぐためチョコンと座ったとき先生が今帰るタイミングと
合図してくれたので「ばいばい、すぐにお迎えに来るからね」と長女に伝え
涙がこぼれそうになったため逃げるように二女を抱っこして速足で保育園を後にしました。
長女の大泣きする声に遠くから振り返ると靴を脱ぐ途中のチョコンと座りながら両手を精一杯私に向って伸ばし何が起きたかわからない様子で本当に悲しそうに泣いていました。
保育園から自宅に戻る間、やっぱり引き返して「長女を連れて帰ろう」と何度も何度も思いましたが
決心して入園させ、今きっと長女が頑張っている。一番頑張ってくれている長女に今の感情に流され
連れ戻してしまったときはこの次の機会に保育園に入園したときにまたこの思いをさせることと
また、ママが来てくれると思い馴染めなくなってしまうのではと考え保育園に引き返すことはしませんでした。
長女がいない部屋は初めてです。また、涙がこぼれそうになりましたが二女がいて不安になるだろうと
ぐっと涙をこらえ「さぁ、気持ちをきりかえなければ」と思ったところで二女が部屋の中をよちよちと
歩き回り隣の部屋のドアを開けて「あで~(あれ~)、あで~?」と長女を家中探しはじめました。
その姿にまた、涙があふれてきました。
保育園にお迎えにいく時間がとても待ち遠しく長かったです。
お迎えに行ったとき先生の話しだと「朝少し泣いていたけどすぐに泣き止みました。
その後はお絵かきをして遊び、おりこうさんでしたよ」
少しホッとしました。長女をぎゅっと抱きしめ家に帰りました。
吃音の回復
保育園に預けるようになってから1週間は吃音がかなりひどくなりました。
保育園にいくことで環境が大きくかわるので覚悟はしていました。
その間に保育園での長女の様子を先生に聞くとお友達とも徐々に遊べるようになってきていることと
担当の福田先生がいると落ち着いていることなど、慣れてきている様子がうかがえていたので吃音がひどくなっているものの長女の表情も明るくご飯も沢山食べれていたので、もう少し様子をみて判断しようと思い踏ん張っていたところ何と1週間でぴったりと治りその後は吃音の症状は全く出ませんでした。
時代や環境によって結果はかわる
子育て中は色々なことが不安になります。
時には育児本や先輩ママ(私達の母世代)の
昔の育て方についていけず自分は何て駄目な母親なんだって思ってしまうことも沢山ありました
でも子供の事を考えて自分を信じて行動することの方が自分も子供も幸せだと思います。
こう有るべきという固定観念は必要はないのではないでしょうか?
参考にする程度でいいと思います。
親が辛いと思いながら子供に接していればお互い幸せではないですよね。
何もなくても子育ては大変なのだから
寝不足だったり熱を出して自分にも移って、一緒にダウンしたり辛い事沢山です。
でも、いつも思います。
色々な事に強くなり
お母さんにしてくれありがとうと…
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