高齢者の親にイライラする反面、切ない気持ち

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高齢者の母との付き合い方

年老いた親との生活はイライラと切なさが入り交じり、ストレスが溜まります。だから親に対して強くあたってしまうこともありますよね。少しでもストレスをためないようにしたいものてす。母76歳、私51歳になり最近少しずつあたりまえの日常が変化しつつあります。私の負担が増えて来ていてとてもストレスを感じていますが少しでも自分が楽になるように実践している事を紹介します。

親へのストレス解消5選

1️⃣離れて暮らす姉に逐一母の状況を知らせ協力してもらう

相談することにより姉も協力的になりました。母と姉は昔から会えば喧嘩ばかりしていて疎遠になっていましたが、母が腰を骨折したことを連絡しました。そのことがきっかけとなり2年ほど会わなかった母に会いに来てくれて現在は良い関係でいます。

2️⃣地域にある支援を利用する

各市町村の包括支援センターへ相談することをお勧めします。

別の記事「親の介護そろそろかしら?」に詳しく書いてありますので、よかったら参考にしていただけると嬉しいです。

3️⃣手すりなど必要な物をレンタルして自分で動けるようにする

地域包括支援センターに相談すると介護用品などのレンタル業者を紹介してくれます。介護保険が使える場合は安くレンタルできますよ。車いすからマットレス、介護用ベット、杖、お風呂の椅子まで本当に様々あります。わざわざ設置しなくても必要な時にレンタルできるのでとても助かります。老人だけでなくもし家族でけがをしてしまい車いすが一時的に必要なときなど誰でもレンタルできるそうです。

介護度によってレンタルできるものや、値段などわかりやすいサイト【公式】ダスキンヘルスレントのリンクを貼っておきますので参考にしていただければと思います。各市町村から紹介してもらうレンタル料金などの比較材料にもなります。

我が家ではベットから起き上がるための置き型の手すりをレンタルしました。

安定感がありしっかり体重を支えてくれます。

土台部分をベッドの下にスライドしてセットします。

通常のレンタル料は2,800円/月

介護保険利用で母は1割負担なので280円/月です。各家庭の状況で負担の割合は変わります。

手すりだけでも様々な種類があります。

4️⃣自分の時間を意識して作る

家事、育児、仕事に追われて時間が無い上に、さらに親の事などでまた自分のことが何もできないと本当に苦しくなります。よくやらないことを決めようと聞きますが、我が家の場合は家事代行や乾燥機付きの洗濯機などを買う余裕がありません。食事も食費がかからないようになるべく作ります。でもどうしてももう、いっぱいいっぱいな時はパンクする前に宅配サービスを利用して近くのサウナに入りリフレッシュします。その時は頭の中に心配事が浮かんできても、意識的にかき消して自分を大事にします。

私がイライラしないために読んでいる詩があります。別記事「高齢者の母に優しく接したい、でもできない」で紹介しています。とても感動する詩なのでよかったら見てください。

詩のタイトルは「親愛なる子供たちへ」です。

5️⃣掃除が楽になるように不要な物は捨てる

よく断捨離といいますが、効果絶大です。本当に片づけが楽になりますし、余分なものを買わなくなります。見た目もすっきりするのでいいことばかりです。

あたりまえの日常

いつもの何気ない日常が、少しずつ変化しつつある。

いつもは朝5時頃目覚めると、洗濯機の音がしていて、2階の階段から下を見ると、灯りがついている。

母が一番早く起きて、洗濯機のスイッチを入れてくれ、天気が良いと近所を少し散歩して、家に入る時に新聞をポストから持ってきて、お茶を沸かして、仏壇のお茶とお水を交換して、お線香を上げて家族や孫を見守って下さいと手を合わせる。

私はお味噌汁と、自分のお弁当を作り、軽いストレッチと運動をしてから、一階の母の部屋に行きおはよーと挨拶をして炊きたての白米を仏様に上げ、お線香をつけて今日もありがとう、家族を見守って下さいと、手を合わせる。

お茶とお線香の香り、庭に咲いた季節のお花

「あれっ!水仙の芽が出てる!」

「ほんとだぁ〜 可愛いね」

なにか変化がないと気が付かないとてもとても幸せな時間。

母が転んだ!その時の本音

ある日いつものように目覚めると、洗濯機の音がしていないので、心配になって母の様子を見に行った。

母はベットに仰向けに寝ていた。「どうしたの?大丈夫?」

とても辛そうな゙表情で「ゴミ出しに行く途中道で転んで腰を打っちゃった」

大丈夫なの?と心配しつつも本心は…

また、転んだの?

私のやる事が増えるのかな…

ひどい娘だよね…

診断は圧迫骨折だった

病院に連れて行くと、腰の圧迫骨折との診断を受け、自宅で安静にしてくださいとのこと。

それからは気持ちを切り替え頑張ろうと思った。母がやってくれていた洗濯は娘たちが協力してくれたので助かった。食事は朝にお昼ごはん用に母の食事をつくり、母に運び、仕事も早くきりあげて帰るようにした。仕事もトラブルが多く、処理に追われ精神的にもクタクタで、仕事から帰ると玄関にもらった野菜たちが散乱し、部屋には取り込まれた洗濯物が散らかっていて、もううんざり…

娘たちはバイトと学校で毎日忙しく、私も常に時間がないので庭のお花に水やりができずに枯れていった。休日にすべて処分した。

もう、お花は増やさないよと母に伝えた。

母は寂しそうだった。母の楽しみを奪ってしまった気がした。

常に時間に追われている気持ちがとても辛かった。自分の時間を母に奪われているように感じた。母にも、娘たちにも強い口調で話してしまうこともたくさんあった。

そんな中でも、私が食事を母に運んで、食べる様子をみていると美味しい、美味しいと、いつもとても嬉しそうに食べてくれて「ありがとう」と言ってくれる。

母に気づかれないように、母の様子をみていると子供みたいな表情をするときが増えてきた。テレビを見ているときも純粋な顔をしている。

切なくなった。胸が苦しくなった。泣きそうになった。

私がこどもの時の、強くて優しいお母さんがいなくなり弱くなっていく…

好きで弱くなっているのではないのに、足腰痛いのに、現実を受け入れなけらばならない母の方がきっと辛いのにね。だから、時々寂しそうなんだ…

骨折をきっかけに、動けなくなったせいか物忘れが進んだ。

弱くなっていく母。強くなっていく娘。

明日母がいなくなったら絶対にいやだ、寂しい、後悔する、もっと大切に思いたい、優しくしたい。

娘たちも大きくなり夜まで帰らない、私も仕事で夜まで帰れない、いつも一人で留守番している母。

どう思ってるの?きっと寂しいはず。

でも今が今までで一番幸せと言ってくれる。

今度は私が支える番だ。

いつになったら、現実を受け入れて優しくできるのかはわからない。またイライラの波は押し寄せるだろう。その時に感情的にならないように時には手を抜こう!さぼろう!そして波を乗り越えやり過ごそう。

だから自分をまずは大切にして、優しくできるようにしようと思う。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。また遊びに来てください。

freery brog
akoboo
akoboo

はじめまして!
35歳でシングルマザーとなり現在52歳。年子の娘を育ててその娘達も社会人となりました。ほっとしたのもつかの間、高齢の母にイライラしたり、更年期症状に悩ませられたり。そんな悩みの乗り
越え方を発信し、同年代の方達とキラキラ60代を過ごせるように日々勉強しています!

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